久々に気持ちの良い朝だった。
水はまだだ冷たいが、決して不快な温度ではないし、天気も五月らしい、暑くも寒くもない、とても爽やかな朝だった。といっても波はたいしたこともなく、コシハラでトロめの、遊べるカインドの例の波だったが、土曜日ということもあって休みのサーファーも多く、それぞれみんな楽しそうで良かった。
波のある朝の典型的なパターンはだいたいこんな感じだ。朝一こんな風に1ラウンドこなしてから店を開ける。余程のクオリティ、余程のサイズでなければ、真面目で勤勉なサラリーマンサーファーの私は仕事をサボらない。まぁたまには昼間海に入ることもあるが、真昼間のサーフィンはあまり好きな方ではない。
「波ガアッタラ一日中ヤンナキャダメデショ、Surf all dayヨ!」と、その昔Baliの友人に言われたりもしたが、どうも昼間は怠惰な感じプンプンだし、「こいつら仕事してんの?」っぽいオニイチャン達と一緒に入っていても、どうにも気合が入らない。
仕事もしないで一日中ダラダラ入ってる奴より、誰よりも早起きして仕事前に頑張ってるような奴の方が、サーフィンの本質がわかってるんじゃないかと思う。限られた時間しか海に入れないから、必然的に一本一本の波を大事にするだろうし、そのおかげでサーフィンの持つ、何とも言えない”はかなさ”みたいなものが、身にしみてわかってるんじゃないかな?
A once in a lifetime. 一期一会を大切に、明日も早起きしてみますか?