昨日の夜、友人たちと居酒屋で、いつものように出鱈目な話で盛り上がっていたところ、友人の一人の電話が鳴った、「吉田の町長が自殺したらしいっすよ!」
日々サーフィンなんかにうつつを抜かしてる私などとは、個人的な関係があろうはずもないが、今まで我々町民の為に、コツコツと仕事をしていた町長さんだったと思う。
聞いたところによると、町の合併問題で悩んでいたとか、スキャンダラスな怪文書が出回って悩んでいたとか、色んな噂や憶測が流れていたようだが、今となっては死人に口なし、ホントの理由は、もう誰にも分からなくなってしまった。自ら死を選ぶくらいだから、相当に悩み苦しんだのだと思う。今はただただ御冥福を祈るばかりです。
全然喜べないランキングではあるが、統計調査によると、新潟県民の自殺率は全国でもトップ3に入るらしい。雪国新潟は我慢強い県民だとよく言われているが、その我慢強さの裏側にこういう事実が隠されているのではないか?などと心配してしまう。
波乗りの世界ではこの手の話はほとんど耳にすることが無い。大体がサーファーは、好むと好まざるに関わらず、こてんぱんに波に巻かれ、いやという程死にそうになっている訳で、わざわざ自分から死にたいと思う奴はほとんどいない。ましてや死んでしまったら、あんなに楽しくて素晴らしい波乗りが出来なくなるんだから、どちらかといえば一日でも長生きしたいと思ってる奴のほうが多いんじゃないかな?
まぁいずれ、どんな理由でそうなるかは分からないが、私にも死が訪れることでしょう。もしそうなっても、あの世にはサーフボードを持っていこうと思う。少し浮力のある板で三途の川をパドルして、トッド・チェッサーに会えたら、あのパワフルなカービングターンのコツを教えてもらいたいし、それからデュークさんには「あなたたち先輩のお陰で、実りのあるハッピーな人生でした、ありがとうございます!」と言っておかなきゃね。