みなさんは、「キラーカーン」 という人物を知ってますか?
30代オーバーの方なら誰でもご存知だと思いますが、その昔、モンゴリアンチョップなる必殺技で数々のライバルたちとの名勝負を繰りひろげ、その類まれなる個性で一時代を築いた人気プロレスラーのことです。知らなかった方すみません、残念ながら今回は、30FTオーバーのコルテスバンクにゴーインオフするようなサーファーのオハナシではありません。
このキラーカーン、本名を小沢正志さんといって、ウチの近所、大保町の「小沢屋薬店」の倅さんで、私にとっては小、中学校の大先輩でもあります。私が小沢先輩に初めて会ったのは中学二年の夏休み、里帰りで吉田に帰ってきていた先輩が、母校である吉田中学校にたまたま遊びに来ていたときのこと。体育館で汗ダラダラになって部活をしていると、例のチョンマゲ姿で山のような大男が体育館の入口をかがむように入ってきたのが小沢先輩でした。連れてきた幼い娘さんが、青い目をした金髪のガイジンだったのにも、田舎中学生の私はぶっ飛ばされましたが、なんと言っても先輩はその当時バリバリの現役レスラーで体もブッリブリ、相当に迫力があってカッチョ良かったのを今でも鮮明に覚えてます。
そんな20年前の我らがヒーロー、キラーカーン先輩(58!)が、ナント昨日の新潟日報に載ってたんですよ。
その記事によれば、「このたびCDを発売して、本格的に歌手デビューすることになりました!」、とある。レスラーとしてデビューする以前から歌を唄うのが上手かったらしく、「レスラーを引退してからも飲食店などの経営をしてきたが、縁あってこの様な事の運びとなりました。どうせやるからには歌の世界でもチャンピオンベルトが取れるように頑張るゼイ!」、新聞にはそのようなことが書いてありました。さすがは先輩!

何か新しいことを始めるのに年齢やタイミング、ましてやケチな体裁なんかは全然関係無し。現状に満足することなく自分の可能性にチャレンジするその姿勢には、ホントに頭が下がりました。これからも益々お元気で是非とも頑張っていただきたいものです。
巷では田んぼに水が入り、南からの暖かい風が吹く。まさに季節は春真っ盛り。先輩タチに負けず、俺もなんか新しいこと始めよっかなー。